人間は罪を持ったままでいいのかな?
今日は聖書の中でも有名なアダムとエバの話をしたいと思います。
その前に、私の今日のおともは、抹茶とホワイトチョコのパウンドケーキとラテです。いつもバリスタさんがラテアートしてくれます。癒されます、ありがとうございます。パウンドケーキはしっとりずっしり、濃厚で食べ応えがあって満足でした。皆さんもお好きなスイーツや飲み物を楽しみながら、気軽にご覧になってください。
アダムとエバの話は、会話の中でもメディアの中でも、ごくたまに出てきたりしますよね。とくに人の間違いや、ついやってしまった悪いことなどに対して、冗談めいて「人間にはアダムとエバの罪があるからね。」と言ったりしますよね。そんな時私はいつも、「人間はこの罪を受け継いだままで大丈夫なのかな?」と何となく思いながらも、すぐに笑い話とともに忘れてしまっていました。
その後クリスチャンとなってから、この罪について詳しく学ぶことができました。今回は、聖書からアダムとエバの罪を簡単にまとめてみました。
天地創造と人間の誕生
聖書の始まりは、天地創造から始まります。神は天と地、光、大空、地、植物、太陽と月と星、そして生き物を造られました。それから最初の人間としてアダムを造られます。先に、人間に必要な環境を整えていてくださったのですね。
神は東にエデンの園を造り、アダムをそこに連れていき、土地を耕し園を管理するように命じられました。
園にはたくさんの木があり、神は「どの木から食べてもいいけれど、善悪を知る木からは食べてはいけない。その木から食べると死んでしまうから。」と言われました。それから神はアダムが一人だとよくないと思われ、アダムのあばら骨から女性エバを造られました。
アダムとエバの罪と罰
アダムとエバは夫婦となり、神のもとで平和に暮らし始めますが、妻エバがずる賢い蛇に誘惑されてします。蛇は、「禁じられている木の実を食べても死なないとか、神のように知恵のある賢い人になれる。」などと、巧みにエバを罠にかけます。
エバは騙されて、禁じられている木から実をとって食べてしまい、またアダムにも上げてしまいます。
のこ実を食べてしまったことで、彼らに罪が入り込み、神との関係が断絶されてしまいます。また神が与えていない知恵を得てしまったので、裸であることは恥ずかしいことだと判るようになり、彼らは腰をイチジクの葉で覆い隠します。
神はアダムとエバが命令に背いたことを知り、彼らを問い詰めます。しかし二人は恐ろしさから素直に謝ることができません。互いに罪を押し付け合って、罪を認めません。
神の命令に背いたこと、またその罪を認め神の前に悔い改めない、という罪を重ねたために、彼らは神がくださった安全で何の不自由もない楽園から追放されてしまいます。
それだけではなく、「人は食べるために汗を流して働かなくてはならない、女性は出産のときに苦しまなければならない。」という罰がついてしまいました。また人間は本来死なないものとして造られていたのですが、罪によって死ぬことが定められてしまいました。これらは子孫である現代の私たちも受け継いでいます。
大きくなる罪
その後、楽園から出た彼らに子供、兄カインと弟アベルが生まれます。この子供二人は神にそれぞれ捧げものをするのですが、神が弟アベルの捧げ物の方を喜ばれたために、嫉妬した兄カインは弟を殺してしまいます。人間に入り込んだ罪は大きくなって、恐ろしい結果を引き起こしてしまいました。
このままでは私たち人間はどうなってしまうのだろうと思いませんか。せっかくのスイーツが、喉を通らなくなったりしていないといいのですが。私はこの一連が分かったときに、今までアダムとエバの話を聞くたびに何となく感じていた不安は、気のせいではなかったと思いました。私が目をそらしていた不安な思いは、「人の罪はどのくらいひどいのだろう。」、「このまま神の楽園に戻れないままなら、人はどうなってしまうのだろう。」、「どうしたら楽園に戻れるのだろう。」なのだと、はっきりと感じ取れるようになりました。
だれでも、「どうしてあんなことをしてしまったのだろう。」と罪悪感で辛い思いになることはあると思います。また人から傷つけられたこともたくさんあると思います。人間に罪が入り込んでしまっているので、すべての人が罪による苦しみを体験しているはずです。そしてなによりも、人は罪によって死ぬことが定められてしまっています。罪があるまま死んでも大丈夫なのでしょうか。私がこの苦しみと疑問の答えを聖書を通して知ることができました。
罪ある人間が楽園にもどるには
聖書にはこの罪について、すべて書かれています。ですが聖書の書かれた目的は、罪と罰のためではなく、神が人間を愛していることを伝えるためです。聖書を読むと、神が人間を見捨てずに、罪から助け出したいと思っていることがわかります。そして今、楽園の外に住む私たちが、神との関係を回復させて楽園に戻る方法を教えてくれます。そして楽園の外の世界にある危険や悪いことから身を守る方法、神に守られて幸せに生きる方法を教えてくれます。聖書は世界中で一番読まれているベストセラーで、すべての人に必要な本です。
この後アダムとエバには、カインとアベルに続いて、セツという子供が生ます。このセツから長い長い歴史が続きます。そして私たち罪人が楽園に戻れるように助けてくれる、救い主が生まれてきます。この救い主によって、人と神との関係が回復され、罪人であっても神のもとへと帰ることができます。希望が湧いてきたでしょうか。
次回はセツの子孫であるノアのお話をしたいと思います。私はノアの箱舟の話が大好きですから、今から皆さんと分かち合えるのが楽しみです。コーヒーブレイクに美味しいものを用意して、気軽にのぞいて行ってくださいね。
ここまで読んでくださってありがとうございます。また次の記事でご一緒できることを楽しみにしています。皆さんに、神の守りと祝福があることをお祈りしています。