大好きなノアの箱舟

希望あふれる新しい世界

前回はアダムとエバのお話をまとめましたが、今回は、ノアの箱舟の話です。ノアの話は皆さんご存知かと思います。悪い人や物が一掃されて、新たな世界が広がるというこの爽快感のある話が、私は大好きです。そして心あたらに神に従おうと思わせてくれる話でもあります。この希望にあふれるお話を分かち合いたいと思います。

その前に私の今日のスイーツは、スターバックスのモンブランとTOKYOローストです。モンブランはもう食べた方も多いと思いますが、甘さは控えめ、ベースのクッキー生地がザクザクしていて美味しいです。しっかりとコクのあるコーヒーTOKYOローストと相性ばっちりでした。皆さんもお好きなスイーツ、ドリンクと一緒に気軽にご覧ください。

人間の悪と後悔された神

ノアはアダムとエバの子供セツの、何代もの後に誕生します。ノアの時代にはすでにたくさんの人が増えていました。人はみなアダムとエバの罪を受け継いでいますから、人が増え広がるにつれて、その悪も増えていったと書かれています。それをご覧になった神は、人を造ったことを後悔し、彼らを滅ぼすことを決意されました。神は大洪水を起こして人を滅ぼすことにしました。神に後悔されるなんて、これ以上ないくらい悲しい事ですね。それほど人の悪はひどく、人々は常に心に悪を計っていて堕落していたとあります。

神に認められたノアが箱舟をつくる

悪があふれかえる中で、ノアという人だけは正しい人で、神を愛し神に従う人でした。「この世代の中であなただけはわたしに従う人だと、私は認めている。」と神はノアに言っています。私も言われてみたいです。

神は正しいノアに目を留めての、ノアとその家族だけは助けることにしました。
ノアに大洪水を免れるように、箱舟を造るように指示をします。その箱舟の大きさ、設計、構造などすべて神が細かく指示をします。ある聖書学者の話によると、その大きさに対しての構造は、船舶設計から見ても理にかなったものだそうです。

ちなみに、オランダの大富豪のヨハンさんという方が、実物大の箱舟を再現し2012年に公開されています。大きさは、長さ125m、幅29m、高さ23m、3階建、デッキ5つ、総額18億円だそうです。しかも、制作にあたった方々はアマチュアの大工さん8人で、4年近くかかったようです。
聖書にあるように、ノアとその家族でつくったという、同じ条件で作成したという徹底ぶりです。ノアと妻、息子夫婦3組で合計8人です。

百聞は一見に如かずですよね。ぜひリンクした動画をご覧ください。
この壮大な舟を見ると、神の力がなければ到底素人に作れるものではないと思うはずです。ノアにもヨハンさんにも神の力があったことを感じるのではないでしょうか。

また、ヨハンさんがこの舟を再現することを決意したとき、奥さんに派手に笑われたそうです。きっとノアも周りの神を信じない人々からは、同じように笑われたり、変人扱いされていたかもしれないと思います。世の考えとは違っても、神を信じて従うものは救われるんだなとつくづく思います。

神に忠実な者は忘れられない

舟ができあがるとノアは、神の指示通りにノアと家族8人、動物や家畜をオスメス一緒にして舟に乗り込みます。私にとってちょっと印象的なフレーズがあるのですが、神はノアが舟に乗り込んだ後に、舟の戸を閉ざされたとあります。戸を閉じたのは神であり、ノアではないということです。ノアの家族やたくさんの動物が乗り込む混雑した中でも、神に忠実に従うものは忘れられず、乗り損なうことはないのだと安心させてくれる言葉です。

大洪水

その7日後、大雨が40日40夜続き大洪水が起こりました。箱舟は大地を離れて浮かび、高い山々はすべて水で覆われます。水の勢いは150日間続き、地上の生き物はことごとく息絶え、ぬぐい去られます。そしてノアと、彼と共に箱舟にいたものだけが残りました。

水が引き始めたので、ノアはカラスを放ったり、鳩を放ったりして地上の水位がどのくらいなのかを確かめます。土地が現れていない間は、カラスや鳩は止まるところがないので、ノアのもとに帰ってきます。その後鳩がオリーブの葉をくわえて帰ってくるようになり、植物が芽生え始めまたことがわかります。そしてついに鳩は戻ってこなくなり、ノアは地上で生き物が生息できる状態になったことを知ります。地が完全に乾いたとき、ノアは601歳です。大洪水が起こったときは600歳でしたから、ノアと家族は1年近く箱舟で生活していたことになります。

神は、ノアに家族と動物たちと一緒に箱舟から出て生活し、子を産み増えるようにしなさいと命じられます。ノア家族は神に従い箱舟を出ます。そして新しくされた地上で初めにしたことは、神のために祭壇を築き捧げものをしたことです。現代の感覚だとわかりにくいのですが、これは教会で行われている礼拝ととらえていただくとわかりやすいかと思います。

神を信じ従うものが救われる

基本的に礼拝は、毎週日曜日に教会で行われます。簡単に言うと、週の初めにまず神に感謝をささげる儀式です。ちなみに聖書で登場する人物で、神に愛され祝福されている人々は、必ず神に礼拝をささげています。自分の行い思いよりも先に、神を信頼し、感謝をささげることの大切さを教えてくれます。礼拝をささげるようになると体験することなのですが、この神を第一とする儀式が、後の祝福につながることになります。

神はノアの築いた祭壇と捧げものを喜ばれ、ノアとその子孫、すべての生き物と契約を結ぶと言われます。神は、人が心に思うことは悪いけれど、二度と人を滅ぼすことはしないと約束され、その契約のしるしとして虹を造られました。虹を見るといつもすがすがしい、希望に満ちた気分になるのは、神の恵によるものなのですね。こうして神の祝福を受けて、ノアの子孫は増え広がります。地上のすべての民族はノアの子孫です。

今回は、皆さんもよくご存知のノアの話をまとめてみました。神を信じ従うものは救われるということが、ストレートに伝わるわかりやすい話ですよね。たとえ周りが神に反する者ばかりで、神に従い舟を造ることを肩身が狭いと感じていたとしても、神を信じたノアは救われました。

契約の虹


神は二度と人間を滅ぼすことはしないと約束されたのだから、人間は救われたのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかしそうではなく、アダムとエバの罪を受け継いでいる私たち人間は、神に正しい人とされていないので救われていません。

ノアのように神に正しい人と認められるには、イエスキリストを信じる事です。イエスキリストが人間一人一人の罪の裁きを受けてくださったのす。そのイエスキリストを信じて受け入れるなら、私たちは箱舟に乗ったノアのように救われることができます。救われて神の楽園に戻ることができます。

私はこのイエスキリストの話を聞いてもピンとこない期間が長くありました。きっと同じように思われる方がたくさんいらっしゃると思います。ですから今回の話だけでなく、気長にいろんな聖書の話を読んでいただきたいのです。暇つぶしに、またコーヒーブレイクに、気軽に読んでいただけたらと思っています。まだまだ聖書にはたくさんの興味深い話と、神の愛がたくさん書かれています。そして読むと、日々の中で起きてくるさまざまな出来事に対して、どのように対処するべきかというヒントが見つかります。聖書は神の楽園の外で生活する私たちが、どのようにして安全に身を守り生きいていくのかを教えてくれます。ぜひこの秘訣を手にしていただきたいのです。

ここまで読んでくださってありがとうございます。また次の記事でご一緒できることを楽しみにしています。皆さんに、神の守りと祝福があることをお祈りしています。

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