クリスマス キリストはいつもそばに

感謝のクリスマス

毎年クリスマスになると、いつも以上に神の恵みを感じます。神であるイエスキリストが、人間の罪の身代わりになって十字架の裁きを受けるために生まれてくださったことを思うと、本当に感謝の気持ちがわいてきます。

イエスキリストは永遠の命をくださっただけでなく、いつも私たちとともにいてくださって良い事をしてくださいます。今年もキリストの誕生の箇所から、神の愛と恵みを学びたいと思います。

今年は、アフタヌーンティーのクリスマスメニュー、マスカルポーネチキンとナッツのトリュフクリームパスタです。

感謝を持って、クリスマスをお祝いしましょう。

ヨセフとマリアの結婚

まずイエスキリストの両親、父となるヨセフと、母となるマリアの結婚の背景を確認したいと思います。当時の結婚は、両親が相手を決めることが一般的でした。子供のころから、いいなずけとして相手が決まっていました。

そして彼らが年頃になると婚約期間に入ります。花婿は花嫁の父親に花嫁料を支払って、花嫁を大切に育ててくれたことへ感謝を現します。

婚約期間はお互いに純潔を守りながら、結婚の準備をします。そしてお互いが誠実に婚約期間を過ごすと結婚が認められます。

結婚式当日は、花婿が付き添いの友人たちと一緒に、花嫁の自宅まで迎えに行きます。花婿一行は、花嫁と付き添いの友人たちを連れて、花婿の自宅に帰ります。それから結婚式と披露宴を盛大に祝うのです。

ヨセフとマリアも、この祝福の日を待ち望みながら、婚約期間を過ごしていました。

子供を授かるマリア

この結婚を控えた大切な時期に、神の天使がマリアのもとに現れ、マリアは神の奇跡によって子供を宿すと予告されます。マリアは戸惑いながらもこの神のご計画を受け止めて、「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身になりますように。」と返事をするのです。

結婚前に子供を授かることは、不貞を意味することであり、結婚が取り消され、場合によっては死罪として裁かれる可能性がありました。

それを知りながらもマリアは、神の天使に、自分は神に仕えるしもべだと告白し、神の計画を受け入れます。命をかけた決断です。

このマリアが子供を身ごもったことを知った婚約者ヨセフは、ひどく苦しんだはずです。男性にとって愛する女性に裏切られることは、人生の中で最も苦しいものかもしれません。裏切ったマリアを憎み、人々と一緒にマリアを死罪に定め、石で打つこともできたはずですが、ヨセフはマリアを静かに土地をさらせることを決意します。

そんな正しい心を持ったヨセフのもとに、神の天使が現れ、マリアの胎の子が神の奇跡によるものであり、マリアと生まれてくる子供を迎えるように命じます。苦しみの中、ヨセフもマリア同様に、神の天使の言葉に従います。ヨセフとマリアが神を信じたことによって、イエスキリストは誕生します。

神はともにおられる

神の天使は、生まれてくる子は、インマヌエルと呼ばれると預言します。インマヌエルとは、「神は私たちとともにおられる。」という意味です。生まれてくるイエスキリストは、全ての人とともにいてくださいます。ですが本当は神は、人間として生まれる前から、すでにそばにいてくださっています。

神は、私たちが生まれる時も、人生の全ての瞬間も、地上での生涯が終わる時も、ともにいてくださいます。

神は、ヨセフとマリアが結婚前に子供を授かるという、受け入れがたい出来事に悩むときも、二人とともにいてくださいました。

命を失うかもしれないマリア、愛する女性の裏切りに苦しむヨセフ、彼らがこの困難を乗り越えて、神の計画を受け入れられたのは、神が二人とともにいてくださり導いてくださったからです。

罪の身代わり

神がヨセフとマリアが苦難を乗り越えて、イエスキリストが誕生しました。神は、神の計画のための障害となる困難や問題を取り除いてくださいます。神はイエスキリストという救い主を通して、罪のある人間を滅びの裁きから助け出す計画を成しています。あとは、罪ある人間がこのイエスキリストを信じるかどうかにかかっています。

イエスキリストは、罪ある私たち一人ひとりの罪の身代わりになるために生ました。罪の身代わりになれるのは、罪のない完全な人でなければなりません。

罪のない完全な人間は、罪ある人間の男女間からは誕生することはなく、神の力によってのみ生まれた人でなければなりません。神の霊によって宿ったイエスキリストのみが罪のない完全な人間で、私たちの身代わりなれるお方です。

イエスキリストが罪の代わりに十字架にかかり、墓に葬られ、三日目によみがえって下さり、私たちの命の保証をしてくださいました。

このイエスキリストを、自分の命の救い主として信じ受け入れるなら、だれでも命が保証されます。

神とともに乗り越える

ヨセフとマリアは、神の計画を信じ素直に従い、苦難や恐れを乗り越え神の祝福を受けました。彼らだけの祝福ではなく、罪ある全ての人間の命が保証される素晴らしい恵みです。

神は、ヨセフとマリアとともにおられたように、私たち一人ひとりとも、いつもともにいてくださいます。結婚を迎えて幸せな時だけでなく、困難な時もともにいてくださいます。

全知全能の神は、私たち一人ひとりのことを全てご存知で、それは、私たち人間が生まれる前から、そして地上での人生が終わった後のことまで全てです。この全知全能の神が、私たち一人ひとりに一番良い事を計画し、導いてくださいます。

神は、ともにいてくださる神を信じる一人ひとりを導いてくださり、どんな問題も乗り越えさせてくださいます。

逆に罪ある人間が、自分の欲や自我に捕らわれて神の計画から外れてしまうと、神の恵みを逃してしまいます。

神はいつもともにいて、正しい道を示しています。神を信じ、神の計画に素直に従うことが最善です。

命の保証

人は一人で生きることはできず、周りの人々と助け合って生活しています。それでも人間の力には限界があり、全ての問題や困難を解決することはできません。

ですが、天地を造り、全ての人間を造った全能の神には不可能はありません。その神がいつもそばにいてくださいます。

インマヌエルの神を信じ受け入れるなら、困難や問題に解決が与えられます。また自分の罪を悔い改めて、イエスキリストを救い主として受け入れるなら永遠の命が保証されます。

神を心にお迎えして、祝福を手にしていただきたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございます。また次の記事でご一緒できることを楽しみにしています。皆さんに、神の守りと祝福があることをお祈りしています。

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